会計年度任用職員とは
2020年4月1日から、非常勤職員・臨時職員は会計年度任用職員へと移行します。
会計年度職員は、フルタイムとパートタイムに分かれます。
フルタイムは、労働時間が週38時間45分以上
パートタイムは、労働時間が週38時間45分未満
どちらも任用期間は1年(会計年度内)を超えない範囲となり、再任用でも、毎年更新するので1年毎にまっさらな状態からのスタートになります。
メリットとしては、(地方自治体の裁量にもよりますが)
①期末手当給付可
②地域手当給付可
③時間外勤務手当給付可
④休日勤務手当給付可
⑤通勤手当・旅費相当額給付可
⑥経験加算した号給に格付けされ、昇給可
デメリットとしては、
①現行通り、非正規雇用扱いで、1年毎に更新が必要な為、不安定な就業身分のままであること
②服務規程が正規職員と同等になり、懲戒処分(免職・停職・減給・戒告)がくだされること
自身の把握しているところは、おおまかにこれ位なのですが、期末手当や昇給有りとなったことで、額は少額としても、正規と非正規の格差是正への前向きな第一歩になる制度、と捉えています。
本当に臨むところは、育児や介護、家庭の事情等で、仕事との両立の為に正規をやめざるを得ない職員が出ないようにすることです。
正規でも給与を下げ、就業身分の保証された準正規職扱いの職員制度ができれば、自身のように退職を選ぶ人も減り、現場の職員も確保でき、よりよい就業・職場環境になると考えています。